恐竜は、プラモデルのモチーフとしてはメジャーとは言い難いですが、いろんなメーカーから、恐竜プラモは出ています。
WAVEは、フィギュア・ガレキをはじめFSSや、改造パーツ、工具を取り扱う、「玄人向け」な会社のイメージです。
個人的にはタチコマのプラモデルの印象です。
渋いイメージのWAVEからも、恐竜プラモが出ています。それが、フタバスズキリュウです。
水棲の首長竜のキットは珍しく、このキット以外は記憶にありません。
ちなみにフタバスズキリュウは、映画ドラえもんの「のび太と恐竜」に出てくるピー助のモデルなんだとか。
シリーズ化もなく、唯一無二の恐竜プラモがどんなものなのか、見ていきます。
キットレビュー
ガンプラのHGサイズよりは縦横ともに小さく、しかし厚みがある外箱です。
WAVEでは、キャラクタープラモを多く出していますが、バリエーション展開しやすいマクロスやボトムズのようなシリーズもの以外は、単発のブランドも多く、このキットもその1つです。
棚に並んだ際に、同じ規格サイズの箱がなく、目立ちやすいほか、水中の世透明感のあるパッケージアートが印象的です。
協力:株式会社ActoW
パッケージイラストは 許書毓(Shu-yu Hsu)さんとのクレジットがありました。
調べたのですが、個人のSNSアカウントなど特定でませんでした。しかしこちらのページの3DCG作品のクレジットに、同名を発見。恐竜分野のグラフィッカーとして活動されている方のようです。
取説に、先のリンク先の株式会社ActoWが「協力」とクレジットされています。
原型・イラスト・解説:徳川 宏和 となっていて、この方は株式会社ActoWの代表取締役とのことです。
取説にもかわいいtipsが差し込まれていますが、このイラストもそうなのでしょうか。
ランナーは全4枚
ランナーは4枚で、本体部分は水中で光を受けた色合いのブルーです。
台座として、真っ黒のDランナーがあります。
スナップフィットで簡単組み立て
公式のアナウンスはありませんが、数えたところ全18パーツで、スナップフィットです。
本体部分はアンダーゲートで、組み立て時にゲート痕が出ません。
パチパチとあっという間に組めます。
頭部2種、首2種の4パターンの差し替えキット
頭部が、口の開いた顔/閉じた顔の2パターン。
首が、持ち上がり左を向いたパターン/下向きに垂れて正面を向いたパターンの2種類
それぞれを組み合わせた4パターンあり、簡単に差し替えできます。
細かい分割線
プラモデルなので、各パーツの接合部は分割線が出ます。
水中を泳ぐ躍動感のあるキット
パッケージイメージを再現した名キット
顔のアップはリアルでキモカワです。
引いて見てみると、水中を泳ぐ姿はかっこよくも、かわいくもみえます。
スナップフィットで簡単に組み立てられて、差し替えでポージング変えられる、優秀なキットです。
ランナーの色も、水中を意識し、パッケージのように上から光を浴びたような明るい色の為、着色しなくてもキットイメージを損ないません。
箱絵の透明感や、躍動感を見事に再現しています。
初心者でも手に取りやすい満足キット
- コンパクトなパッケージ
- 手軽な値段
- 少ないパーツ数ときれいに組めるスナップフィット
- 透明感と躍動感のあるプロポーション
メジャーとは言い難い恐竜プラモの中でも、「選ばれる価値のあるキット」なWAVEのフタバスズキリュウのキットレビューでした。
他の恐竜キットとの違いを、組んで、触れて、感じてみてほしいです。
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