夏になると、全国どこかて必ず「恐竜展」が催され、夏休みの子供にとって定番のお出かけ先になりました。
夏の風物詩となった恐竜を、プラモデルで、記憶とともに残してはいかがでしょうか。
キットの多くに、考古学、古生物学の監修がはいり、子供の自由研究の対象としても一役かえる恐竜プラモを紹介します。
季節を選ばないプラモ趣味においても、季節を感じるモチーフとして一度恐竜キットに触れてみてはいかがでしょう。
海洋堂 ARTPLA 研究員とティラノサウルスセット
造型の金字塔、海洋堂のプラモデルキットシリーズARTPLAから、研究員とティラノサウルスセットです。
牧歌的な恐竜のいる風景が表現されています。
チョコエッグやリボルテックなどで、造形ブランドを形作っている海洋堂の豊かな表現力で、平和な恐竜のいる風景を組んでみてください。
タミヤ 恐竜シリーズ プテラノドン&バンダイ プラノサウルス
翼竜プテラノドンのキットを、別々のメーカーから2種類紹介します。
元祖恐竜プラモデルのタミヤから、1/35恐竜シリーズとして、令和に最新キットとしてリニューアルされたプテラノドンです。
’81年当時のキットながら、細部まで表現された造形と、クリアパーツによる透けたキットで、翼竜の軽やかさが表現されています。
令和の最新コンテンツとして、ガンプラで可動プラモの頂点を進むバンダイのブランド「プラノサウルス」シリーズから、プテラノドンのキットです。
可動と差し替えでのポージングを選べるほか、プラノサウルスシリーズの特徴である骨格ビルドで、スケルトンキットとしても扱えるギミックがありながら、接着剤いらずの低年齢層までカバーしたキットです。
どちらのキットも、同じプテラノドンモチーフながら、1981年と2023年というプラモデルの歴史をもまたぐ2つのキットです。どちらも低価格で組み立てやすいキットです。是非組んで比べてみてください。
WAVE フタバスズキリュウ
日本国内で発見された、フタバスズキリュウがWAVEから発売されています。
フタバスズキリュウは「のび太と恐竜」のぴーずけのモデルとなった恐竜としても有名です。
立体物としても珍しい首長竜が水中を泳ぐ姿が、ブルーの成型色で表現されています。
パーツ数も少なく、接着剤要らずのスナップフィットで、手軽に作れるキットです。
インテリアとしても「映える」キットになっています。
タミヤの恐竜プラモ【恐竜世界シリーズ No.7 1/35 小型恐竜セット】
タミヤが90年代に出した1/35恐竜世界シリーズから、小型恐竜セットのキットです。
90年代初頭の恐竜ブームで、81年当時の恐竜像から世間的にも恐竜への理解が深まったなかで、造形の世界でもバージョンアップされた恐竜のキットになります。
始祖鳥や、ワニといった、現在でも身近に感じやすい動物までモチーフに入っており、小型の恐竜を集めたミニチュアキットとして、チェスの駒のように手に取りやすいキットです。
フジミ 自由研究シリーズ きょうりゅう編 ティラノサウルス
ザリガニなどのユニークなモチーフを可動ギミックと、移植のコラボでキット展開しているFujimiから、ティラノサウルスのキットが発売されています。
版権キャラクターではなく、実在するモチーフをベースとする自由研究シリーズで、ヴェロキラプトルやトリケラトプスなどとともラインナップされています。
可動部分はポリキャップを使い、接着剤不要のスナップフィットで組み上げられるキットです。
生物学に基づいた、リアルな恐竜というよりは、コミカルで、可動によるポージングで遊べるキットです。
バンダイ Imaginary Skeleton トリケラトプス
バンダイから、リアルな骨格標本のプラモデルシリーズとして、Imaginary Skeletonシリーズのトリケラトプスのキットです。
リアルの骨格標本として、骨の皺までも表現したシブいキットです。
ガンプラのバンダイらしく、接着剤要らずのスナップフィットですが、可動ギミックはなく、価格もプラノサウルスシリーズより高くなっており「大人な」恐竜プラモとなっています。
エクスプラス 1/35 ティラノサウルス・レックス 「ジュラシック・パーク」
映画「ジュラシックパーク」の中のキャラクターとしてのティラノサウルスのプラモデルが、エクスプラスから発売されています。
映画の印象的なシーンを、ジオラマで再現できるほか、ティラノサウルスノミの展示もできるようになっていて、躍動感ある造形の単独で展示できます。
マイナージャンルながら、種類は増えている「恐竜プラモ」
古くから、モチーフとしても人気がある恐竜ですが、他のジャンルと比べるとマイナーな部類です。
しかし近年ではバンダイが、低年齢層向けに「プラノサウルス」シリーズを展開しており、少しづつジャンルの勢力を伸ばしつつあるのが恐竜プラモです。
各メーカーとも1/35規格を採用しており、メーカー間を超えた遊びもできるほか、車やほかの造詣と並べることで、新たな物語性を持たせられるプラモデルです。
遊びの幅は無限大のプラモデルとして、
きっかけとして、子供の夏休みの思い出を形に残せる、恐竜プラモを、一度手に取ってみてください。
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