平成ガメラ3作の最後(4に関してはノーカン)映像美が印象的な『ガメラ3 邪神<イリス>覚醒』のGⅢがエクスプラスよりプラモデルで発売されました。
怪獣プラモは古くの【THE特撮コレクション】あたりしか記憶になかったため、興味本位で購入したのですが、とても満足度が高かったので紹介します。
イケメンGⅢが立体化
平成3作の中でも、シャープさと凶悪さに磨きがかかったGⅢのプラモデル。
プラモデルという土俵は・プロポーション・色分け・可動・価格と様々なハードルがあります。
これまで怪獣の立体物はソフビなどが主流な中で、あえてプラモデルとして出した戦略なのかわわかりませんが、まんまと購入してしまうほど、プロポーションはかっこいいです。
特に顔は、頭頂部、鼻先、上あご、舌、下あご、エラと分割パーツの為、合わせ目が出るにもかかわらず、イケメンに仕上がっています。
彩色しない素組の状態で、眼の表情がない分より凶悪さ・かわいらしさが表現されています。
パッケージ開封
縦長のパッケージの板紙といい、海外通販を思わせるテイストになっています。
ランナー
甲羅をパチパチ組み立てる楽しさ
ランナーの時からひときわ目立つ甲羅パーツは、多層式になっています。
外皮は尻尾部分から3列に1枚づつはめていくのですが、パチッとはまっていくのがパズルのようで気持ちイイ。
接着剤の必要なキットですが、パーツによっては保持力があり、順番に甲羅が組みあがっていくのが、プラモが組みあがっていく楽しさを引き立ててくれます。
手のひらに乗るどっしりキット
キットのサイズは全高約11.5cm と手のひらに乗るくらいです。
中身はモナカ(空洞)で、軽いキットないのですが、腹部、脚部、尾部のボリュームとポージングががっしりとしており、小ぶりながらどっしり感を味わえるキットです。
プラモとしては、単色、可動なしのスタチュー、分割線も出やすいキットなので、作品へ仕上げたい場合は、合わせ目の処理、入り組んだ構造への塗装と、スキルが必要になります。
口の開閉がコンバーチブルでの再現となり、複数買ってもよい仕様でした。
X Plusというメーカー
このキットに触れるまで、X Plusという会社も、怪獣造形の世界もほとんどノータッチだったため、少し調べたところ、こちらの記事にたどりつきました。(リンク先 アキバ総研)
社名で検索するとオシャレな海外メーカーっぽいサイトになり、謎だらけだったのですが、怪獣造形通販の「少年リック」の会社ということで、他のキットも見覚えがあり、また買ってみたいと思いました。
以上、エクスプラス ガメラ のキットレビューでした。ちなみにスケールは 1/700とのことです。
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