ガンダムアーティファクト第4弾のキットレビューです。
第4弾は
のラインナップで、1種類ごとに見ていきます。
食玩ジャンルでありながら、「プラモデル」をつくった満足感をもらえる、コスパ最強キットです。
手のひらサイズで、組み上げる楽しさが詰まったキット。見かけたら是非、手に取って組み立ててみてください。
ガンダムアーティファクトとは
食玩サイズで、ゴリゴリのアレンジ造形を展開するガンダム玩具のブランドです。
今回はシリーズ第4弾のキットレビューになります。
小サイズながらスナップフィットで、過去の食玩のような簡易ガンプラではなく、独自のアレンジ造形と、細かい作業を要求する成型色1本の振り切ったキットです。
可動や、変形といったギミックはなく、立たせたプロポーションのカッコよさを追い求めたシリーズです。
パーツの細かさが、「プラモデル」を触っているという充実感と、組みあがったときの愛着を一層引き立てます。
各段ごとに6体のキットがラインナップされ、メジャー/マイナー機体構わず新規造形となっています。
高機動型ザクⅡ(オルテガ機) 量産機としてのベースキット
高軌道ザクは黒い3連星の機体で、リデコになっています。
型のスパイクアーマー、マシンガン装備のオルテガ機のキットです。
今回の第4弾の中では一番組組みやすい機体でした。(主観ですが)
こだわる人は3体組むこともあって一番触れられるキットで、在庫が枯渇しやすいです。
脚部ディティールの分割パーツが、組み立て順を細かに指定されます。
コの字のガードパーツが多く、ランナーからの切り離し時にパーツをポッキリ折る危険があるのと、フィット強度が危ういため、接着剤の使用をおすすめします。
高機動型ザクⅡ(ガイア機/マッシュ機) ベースキットとコンバーチブルパーツ
頭部の角パーツ、型のシールドアーマーと弾薬パックの差し替えでガイア機/マッシュ機の選択式となります。
それ以外はオルテガ機と変わりない内容です。
3体並べたい人が多いためか、軒並み店頭在庫はこれだけありませんでした。
スーパーガンダム 見えない箇所にも細かなパーツ
組み立て途中でパーツを飛ばして一時紛失し、半ばあきらめかけたキット。
Mk-2部分は肩アーマーの分割やバックパックが細かいものの、Gディフェンダーはわりかし安心して組めるキットです。
バックパックのビームサーベルラックとバーニアをつなぐバンパーパーツがあるのですが、これを穴へ差し込む際にすっ飛ばし、一時紛失。
あきらめかけたいたら掃除の際に奇跡的に見つかり、すぐに接着剤でくっつけました。
このパーツサイズと強度で差し込み固定は厳しいのが実状です。
パラスアテネ 接着推奨箇所あり
バックパックと、かかとのパーツはセメダインで接着したため、ダボ穴で向きが揃うはずがバラバラに固定されてしまいました。
かかとはキットの重量を支えるパーツの為、スナップフィットは不安だったため固定。
両翼の背負い物は、背面との固定パーツにはめ込むのですが、ダボ穴が浅くポロリの危険が高かったので固定しました。
地味に頭部パーツが鬼門だと思う。
アーティファクトは顔面のような細かいディティールはかなり簡略化されているのですが、それでも機体の特徴が表れていて感銘を覚えます。
ウイングガンダム 右腕が鬼門
バスターライフルにスタンドがあり、両足との3点で安定して立たせられると思いきや、かかとの強度とウィングの重さで微妙に不安定。
両面テープで固定して撮影しました。
↑のパーツを内肘とライフルストックへつけるのですが、(↓参考)それぞれが干渉し、はめ込みの力を伝えられず、うまくハマらないという困った仕様。
ピンセットや刺抜きで何とか固定し、接着剤を使用しました。
トールギス 武器保持力に不安あり
他の機体と比べるとわりかし組みやすいキットでした。
フェイスパーツのはまりがしっかりせず、不安定です。
ドーバーガン・シールドをハメこむ際に、力をかけるとサイドアーム部分が折れそうになり、はめ込みトルクとパーツ強度が合っていない印象です。
パッケージ
プレミアムバンダイでは10体セットの販売の為、種類はコンプできます。
1つの弾に6種のラインナップの為、ランダムでダブりが出ます。
1ケース(10個)に1個はクリアパーツキットです。
最後に
小ささの限界に挑戦しているキットの為、スナップフィットには無理があるパーツ分割も目にします。
転倒しただけで、細い個所が折れてしまうこともあり、パーツの切り離し・ゲート処理・組み立て・塗装 まで繊細な作業が必要です。
それをもってしても、組みあがった際のプロポーションの良さは満足感が高いです。
低価格、小スペースなのも魅力の1つです。
食玩ジャンルでありながら、「プラモデル」をつくった満足感をもらえる、コスパ最強キットなので見かけたら是非、手に取ってみてください。
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