Moderoidから発売された合体魔神レイアースのキットレビューです。
レイアースキットは、千値練からRIOBOTでアクションフィギュアが出ているほかは、まともな立体造形はほとんどありません。
MODEROIDでは3魔神が揃っての発売で、並べた人も多いかと思いますが、合体魔神は発売時期がずれたこともあり、実は未入手の方もいるのではないでしょうか。
合体魔神レイアースのキットは、3体のリデコとは違い新規造形のキットです。
しかし元が似通ったフォルムの為、どうしても同じキットの制作と思われがちなので、3体+1体を比較しながらレビューしていきます。
2月末にModeroidからレイアースの3魔神セットパッケージが発表されました。
特別パッケージとして入手しておきたいと考える人もキット仕様は同じな為、3体セットの内容のおさらいとしてもご覧いただければと思います。
分厚くなったパッケージ
似て非なるランナー
全19ランナーでPS製ランナーの中にD・L・MランナーがABS製です。
フェイスパーツと兜パーツが着色パーツな他、クリアーパーツにも着色がされています。
赤ランナーは炎神とは別の色
炎神レイアースの赤が、酸化した甲冑のような暗い赤色に対し、合体魔神レイアースの赤は朱色で明るい赤色になっています。
ゴールドランナーは分割され、兜の部分は着色されています。
3体を比べると、炎神レイアースは、甲冑た盾にもゴールドパーツが使われる為ランナーが2枚ですが、セレスとウィンダム共通ランナーとなっています。
ウィンダムのシルバーとは、また違った造形のシルバーのウィングパーツ。ランナーの成型色は同じです。
2重の羽×3枚が、2対となるフェザーパーツ。合体魔神の見どころであり、ボリュームパーツになります。
キット全体にいえることですが、合体魔神はひとまわり大きい為、同じ形のパーツであってもサイズが異なっています。
尻尾も、セレスとはまた違った形状で、大きく曲がった形状になっています。
ランナーの色分けからも機体の赤と同じくらい白ランナーのボリュームがあるのがわかります。
取説にランナー一覧がありますが、見比べると使いまわしのイメージはありません。
新規造形合体魔神レイアース
合体魔神レイアースのキット詳細です。
差し替えパーツ、武装
キット内容としては
- 手のひらパーツ 拳/平手/グリップ(垂直持ち)/グリップ(角度持ち)×左右
- 剣
- 盾
- シルバーウィング
- ホワイトウィング
となっています。
翼は白いフェザーウィングと、シルバーのプレートウィングの2種類があり、差し替えできます。
グリップパーツは、剣を垂直に握るものと、角度を持たせて握るものの2種類があります。
各魔神比較
各機体の違いや、合体魔神レイアースと、各機体の特徴的な部分の違いを見ていきます。
機体サイズ比較
3体は共通パーツもあり、背丈は同じHG(1/144)サイズなのに対し、合体魔神はひとまわり大きくMG(1/100)サイズとなっています。
胸部パーツ比較
3体は、腹部・股関節構造こそ共通ですが、サイド、ヒップのアーマーや、オーブの位置、襟もとなど、独自造詣の割合は大きいです。
腹部パーツ比較
合体魔神レイアースは、他の3体と比べて、胸部-腹部-股関節と、接続方法は同じですが、パーツの形状、サイズは異なります。
脚部パーツ比較
脚部は、3体はカラー違いのリデコ。合体魔神は、パーツ分割や、つま先パーツが異なります。
腕パーツ比較
腕部は、炎神レイアースがアシンメトリーなほか、肩の部分の意匠がそれぞれ異なります。
合体魔神との比較では、パーツサイズが大きくなっているほかは、構造は同じです。
頭部 比較
ハンドパーツ比較
3体と合体魔神はパーツサイズが異なります。
剣・盾 比較
翼 比較
ウィンダムと合体魔神のシルバーの翼は、似ているようで、形状もパーツ分割も異なります。
尻尾
セレスと合体魔神の尻尾パーツの比較です。セレスは関節が複数ありますが、合体魔神は関節数が少なくなっています。
ボリュームアップした最後のピース
似たようなキットと3体組み立てるのは気が引ける・・・と購入をためらっている方がいらっしゃったら、違いの多さがわかりましたでしょうか。
また3体のみで合体魔神を購入しそびれているような人は、合体レイアースはひとまわり大きくなった分、ボリュームも増し、シルエットのヒョロい印象はなく、エネルギッシュにポージングを楽しめるキットです。
是非4体そろえて遊んでください。3体のバックに合体魔神レイアースの巨体があってこそであり、その存在は不可欠です。
3体セットのパッケージデザインなどはまだわかりませんが、追加パーツ含めてレアキットになることは間違いないでしょう。これまで買いそろえた人も、積プラ上等で購入してみてはいかがでしょうか。
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